第13回BLUEサークルメンバーインタビュー
わかさん「体重128kg から2 型糖尿病が分かり、60kg のダイエットに成功しました。」
あすけんで食事管理をしているのは、どういった持病のためですか?
2 型の糖尿病です。HbA1c が7.6 くらいありました。脂肪肝もあったのですが、あすけんを使って60kg ダイエットできました。今はあすけんを使い始めて3 年目です。
60kg 減!驚きました。
もともと体重が128kg あったんです。今は67~70kg 前半を行ったり来たりしています。私がダイエットを始めたときの年齢は45 歳で、年齢が上がると代謝が落ちるため痩せにくい等と言われますが、きちんと続ければ成果は現れる!と実感しています。このインタビューを読んでくださる同世代の方がいらっしゃったら、ぜひ勇気をもっていただけると嬉しいです。私の場合、痩せたことで活動的になり、表情も明るくなったと感じています。生まれ変わって、新しい人生がはじまったような気持ちです。
昔から身体が大きめだったのですか?
太り気味の子ども時代ではありました。4 歳のころに喘息でステロイド系の薬を服用しており、おそらくその副作用があったことと…フライドチキンが大好きだったことが影響していたかなと思います(笑)。本当によく食べていました。そのように小さいころから太っていたので、「痩せなければならない」というノルマをずっと心に抱えながら、こなせない自分にどこか引け目を感じて生きてきたように感じます。それがいろいろな自信喪失などにもつながっていたような気がします。
糖尿病が分かったきっかけはなんですか?
2017 年の7 月に3 週間ほど熱が引かないことがありまして、血便もでていましたので、心配になり病院にガン検査に行きました。その結果ガンではありませんでしたが、仕事のストレスなどが原因で熱や血便が出たこと、さらに血液検査の結果で2 型の糖尿病であることが分かりました。
相当なストレスを抱えられていたのですね。
当時は夢中で気づかなかったのですが、そうだったようです(笑)。実はちょうど同じ頃にストレス性のパニック障害も発症していました。パニック障害は、電車に乗っているときや外出しているときに症状のでる方が多いかと思うのですが、私の場合は自宅で仕事をしていたのもあり、在宅時に症状が出てしまっていました。家にいられないので外をぐるぐる散歩して、気持ちが落ち着いてきたら家に帰るということを繰り返していました。
家にいると発作がでるので本当は極力外にいたいのですが、体重のせいで足の裏と膝が痛くなってしまい、⾧時間の歩行は肉体的にもハードでした。
通院先の病院にもダイエットについては相談していたのですか。
はい、糖尿病との診断を受けた総合病院で診断書をもらい、治療のために肥満外来のある病院に通い始めました。そこでは「健康づくり手帳」というものを渡されました。手書きで食べたものを記録し、体重を1 日4 回記録してグラフを作っていくもので、書く内容はほぼあすけんと同じです。
あすけんとはどんなきっかけで出会われたのでしょうか?
そのような状況下で、同じように2 型の糖尿病を克服した方からあすけんを教えてもらいました。家にいるとパニック障害が発症してしまう、でも仕事はしなければならない・・・という状況に陥り、知り合いの社⾧さんに電話でその方の会社の机だけでいいので、ワーキングスペースとして借りられないかと相談をしました。その社⾧さんも以前は私と同じくらい太っていて、2 型の糖尿病を発症されていたのですが、久しぶりにお会いするとスッキリとした身体つきになられていました。どうやってダイエットしたのかを聞いてみたところ、あすけんを紹介してくれました。年齢も体重も同じくらいで2 型糖尿病を克服されていたので「自分にもできるかもしれない」という気持ちになり、とても励みになりました。それから藁にもすがる思いで使い始めました。
あすけんは、どのようにご活用いただいていたのですか?
健康づくり手帳は続けながら、病院の栄養士さんと一緒にあすけんの記録も見るようになりました。あすけんを知ったのは肥満外来に通い始めて1 か月ほど経った頃だったのですが、病院の先生に記録を見せたところ、「あすけんをやっているなら手書きはやらなくても大丈夫」と言われました。栄養士さんもあすけんをご存知で、私のあすけんのID とパスワードを共有して一緒に記録を見てくださるようになりました。一方、健康づくり手帳は気を引き締めるために続けていました。
病院の先生たちも一緒に見てくれるなんて素敵ですね。あすけんを使ってなにか変化はありましたか?
病気やダイエットに関する正しい知識が身についたように思います。糖尿病という診断を受けてからあすけんを使い始めるまでは本当にそういった知識は皆無と言っていいほどで、診断された日の帰り道に「これが人生で最後のステーキだ」と思ってステーキを食べ、もう一生肉などは口にできないと思っていました。また、翌日からはひたすらシリコンスチーマーで蒸した野菜にポン酢をかけて食べ続けましたし、栄養バランスなんて一切考えていませんでした。1 カ月後の通院では13kg も体重が落ちており、確かにスタートダッシュできて少し自信がついたということはありましたが、そのまま続けていたら確実に身体を壊していたと思います。
肥満外来の先生からは、ダイエット中でも肉を食べても大丈夫、主食を食べても大丈夫、チョコレートも絶対ダメではない。と教えていただき目からウロコでした。ですが、実際にどの程度摂取して良いのかという具体的なイメージがわかず、いっそ食べない方が無難かもしれない・・・と思っていました。
あすけんを使い始めて、その点が一番変化されたのですね。
はい。あすけんと出会ってからは一日の摂取栄養素目標を数字で把握できるようになりました。一目見て分かるグラフや、未来さんのアドバイスのおかげで、次に何をたべたらいいか、後は何をどのくらい食べても大丈夫なのかをしっかりイメージできるようになり、その中でなら自由に食べられるのだ。という考えをできるようになったことでとても救われました。
食事の自由や楽しみを取り戻されたのですね!あすけんが貢献できて嬉しいです。甘いものもかなり我慢されたのですか?
体重を50kg 落とすまでは、甘いものは一切口にしませんでした。
幸か不幸か、普通ならダイエットを始めて一番キツさを感じるのではないかという最初の時期に、私の場合はパニック障害を発症していて、そちらのつらさの方が勝っていました。そのため、甘いものを我慢することがそれほどつらいとは思っていませんでした。あすけんを使い始めて4 か月ほどで体重が30kg ほど減ったのですが、そのころからパニック障害の症状はおさまってくれました。
その後50kg ほど体重が落ち、肥満外来の先生から「もう少し普通の食事でも大丈夫ですよ。」と言われたことを機に甘いものを再開してからは、おいしく感じてしょうがないです(笑)。ケーキを1 個食べるとあすけん上では1 日の間食の目標カロリーを超えてしまいますが、そういう日はそういう日として、未来さんに怒られながらも楽しんでいます
血糖値のコントロールはいかがですか?
私の場合は薬やインシュリン注射はせずに、食事管理と体重のコントロールで様子をみるという方針で診ていただいていますが、いまのところ上手にコントロールできています。HbA1c は直近で4.4 くらいでした。脂肪肝も、そこまで重篤化する前に気付けたようで、今では数値は正常値です。
食事管理以外に運動などもされているのですか?
散歩の延⾧のような気分でウォーキングをしています。私は負債を持つことが嫌でして(笑)、食べ過ぎたなと感じたときはすぐ外にでてウォーキングをすることが習慣化しました。
また、以前は仕事帰りには8000 歩あるいて、家についたらリビングやキッチンには行かず、そのままお風呂に入って寝る!ということを実践していました。運動して疲れるというのは最強の気分転換だと思います。ストレス解消にもなりますし、そのまま朝までぐっすり眠れます。ダイエットの成功とウォーキングがメンタルにも良かったようで、今はすっかり元気になりました。心療内科の先生からも、「もう通院はしなくても大丈夫」と言ってもらえました。
それは本当に良かったですね!ジョギングなどもされているのですか?
ジョギングはしていませんが、以前の体重では走ることはほぼできなかったので、今は小走りなどして風を切ることが楽しく感じるようになりました。「もうすぐ信号が変わりそうだけど、少し走ればあの横断歩道渡れるかも!」というときにはあえて走ってみたりしています。
以前は月に3 回(1 回はコンビニ、2 回はマンションのゴミ捨て場)くらいしか外に出ることがない生活をしていたこともあったので、散歩に出るようになっただけでも私の中ではすごく変わりました。
60kg のダイエットをしている中で、印象に残っているエピソードなどありますか?
母親の誕生日に「何か食べたいものある?」と聞いてみたところ「フライドチキンが食べたい」と言われました。私があまりに痩せたので、心配をしてくれての提案だったのだと思います。でも久しぶりに食べるフライドチキンは以前ほどおいしく感じませんでした。自分でも驚きました。あんなに大好きだったはずなのに、人間って変わるのだなと思いました。
今一番好きなのはお蕎麦です。身体の脂肪が落ちると体感温度がすごく下がるようで寒がりになり、温かい食べ物がとても美味しく感じます。最近の自分へのご褒美はかき揚げそばです。からだすこやか茶を飲んでから、かき揚げが溶けてトロトロになった、罪深いかき揚げ蕎麦を美味しくありがたくいただいています(笑)。
ダイエットに成功して生まれ変わったわかさん。これからも一緒に頑張りましょう。
「ダイエットに成功して、生まれ変わった気持ちです。」とおっしゃっていたわかさん。とてもうれしそうに生き生きとお話を聞かせてくださいました。
他にも病気を発症された状態でのダイエットは本当に大変だったのだと思います。そのトンネルを抜けて今は清々しい気持ちでいらっしゃることが、初めてお話しした私にもとても強く伝わってきました。
もし現在病気や食事管理で悩んでいる方がいらっしゃったら、このわかさんのインタビューを読んで少し勇気をもらえる方もいらっしゃるのではないかと思い、そうなることを願いながら記事を作成しました。勇気をもって踏み出した小さな1 歩がその後の大きな変化を生む、ということを改めて教えて頂いたインタビューでした。わかさん。貴重なお話をありがとうございました!
- ダイエットの知識
- 持病の対策(あすけんBLUEサークル)
- あすけんBCインタビュー
- 第13回BLUEサークルメンバーインタビュー