食べ過ぎた後悔は不要!体脂肪にしないために知っておくべき3つの心構えとやること
ダイエットをがんばっている時でも、つい食べ過ぎてしまうことはありますよね。そんな時は自分を責めすぎないでくださいね。すぐにリセットして、前向きな気持ちで仕切り直しましょう!
ダイエット中の食べ過ぎを後悔する前に知っておくべき3つの大切なことをご紹介します。
ポイント1:カロリーは「一週間単位」で調整してOK
食事のカロリー管理は、「毎日きっちり守らないといけない」とプレッシャーに感じてしまいがちですが、そんなことはありません。「カロリーは一週間平均で考える」でOKです。
実は、ダイエットを成功させている多くの方は、長期的な目線でカロリーが適正になるように上手に調整しています。ぜひこの柔軟な考え方を取り入れてみてくださいね。
夜に飲み会がある、お付き合いで外食に出かけるような時には、その日の昼食を軽めにしたり、翌日の運動を少し増やしたりと、一週間の中で調整していくことがポイントです。柔軟な考え方にすることで、精神的な負担がぐっと軽くなり、ダイエットをもっと楽しく続けられるはずです。
ポイント2:食べ過ぎてもすぐに体脂肪になるわけではない
気をつけていても、思わず食べ過ぎてしまうのは、誰にでも起こることです。まずは、食べ過ぎが体脂肪になるまでの体の仕組みを、分かりやすく理解しておくと安心です。
食事で摂った糖質は、「グルコース」というエネルギー源に変換され、まずは肝臓に貯蔵されます。食べ過ぎが続いて、このグルコースが肝臓に貯蔵しきれなくなると、余った分が徐々に脂肪となって蓄積されていくのです。
つまり、食べ過ぎたその日に、すぐに脂肪となって定着するわけではありません。大切なのは、食べ過ぎてしまった翌日の調整。食事を軽めにして、余分な糖質をリセットしてあげれば大丈夫です。
ポイント3:余分なカロリーをリセットする方法を実践する
余分なカロリーや栄養過多をリセットするには、以下の簡単な方法を試してみてはいかがでしょうか。
野菜中心の食事でカロリーと栄養を調整
野菜を中心とした食事でカロリーを抑えつつ、食物繊維とビタミンをしっかりと補うように意識してみてください。
特に、ビタミンB1は、糖質を効率よく燃焼させるために欠かせないビタミンです。ビタミンB1が豊富な食べ物を少しずつ食事にとり入れてみましょう。
・豆苗、ブロッコリー、枝豆、アスパラガスをとり入れる
ビタミンB1を多く含むだけでなく、他のビタミン・ミネラルも含まれており、栄養価が高い野菜の一例です。
・もち麦、玄米などの雑穀をご飯に入れて食べる
もち麦や玄米は、精白米よりもビタミンB1を多く含みます。また「雑穀ご飯」にすることで、自然と噛む回数が増え、少量でも満腹感が得られやすくなりますよ。
・豚もも肉、豆腐、鯖、かつおツナ缶、鮭をとり入れる
100gあたりのビタミンB1が多い食材の一例です。その際、油が控えめな調理法だと◎。ゆでたり、蒸したりするとカロリーカットができますよ。
ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れる
食事だけでなく、ウォーキングなどの有酸素運動をプラスして、体内の糖質・脂質を燃やすことも効果的な方法の一つです。
ポイントは、有酸素運動を1日トータルで20分以上続けてみること。運動を始めた直後は主に糖質が使われますが、20分を過ぎるくらいからエネルギー源が体脂肪へと切り替わり燃焼が促進されます。1度に20分以上続けるのが難しい場合は、5~10分程度の細切れでも効果があることがわかっているので、無理なくできるところから行ってみましょう。少し息が弾むくらいのペースを意識して、運動でも「リセット」を後押ししてみてください。
食べ過ぎた翌日、体重が増えてしまうのは、一時的な体の水分量の増加が主な原因です。完全に体脂肪になる前に、今回ご紹介した方法でしっかりリセットすれば大丈夫!気持ちに余裕を持って、前向きにダイエットを続けていきましょう。
【執筆者】
化粧品ブランドに14年間勤務後、からだの内側からも美容や健康をサポートしたいという思いから栄養士の資格を取得。現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。
栄養士
多田 綾子


