あんこう|魚

代表的な冬の味覚のひとつで、鍋の具材としても人気のあんこう。身の約85%が水分であるため、低カロリーでダイエット中でも安心して食べることができる食材です。あんこうの栄養成分とその効果、おいしい食べ方についてご紹介します。
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あんこうの栄養成分とその効果

100gあたりのカロリーは、身の部分が58kcal、あん肝が445kcalと大きく異なり、栄養成分にも違いがあります。

あんこうの身の栄養成分と効果

■タンパク質
タンパク質は、肌・などの女性が気になるパーツや、臓器・筋肉などを構成し、生命維持に欠かせない栄養素です。

あん肝の栄養成分と効果

■ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(レチノール)は脂溶性のビタミンで、主に動物性の食品に含まれる栄養素。
肌・粘膜の乾燥を防ぎ、視覚を正常に保つ作用があります。
でも、摂り過ぎると体内に蓄積されてしまい、長期的な過剰摂取は肝臓・骨などの異常を引き起こす恐れがあります。特に妊婦さんの過剰摂取はおなかの赤ちゃんにも悪影響を与えるため、注意が必要です。(※1)
■ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムが骨に吸収されるのを助け、健康な骨の維持や骨粗鬆症の予防に役立つ栄養素です。BMI30以上の人や高齢者はビタミンD不足になることがあり、十分に摂ることが望ましいとされています。(※2)
■ビタミンE
ビタミンEには優れた抗酸化力があり、老化の原因のひとつとなる活性酸素を除去する働きがあります。また、女性ホルモンの代謝をサポートする作用があり、更年期症状の緩和が期待できます。
■EPA
EPAは、青魚などに含まれる必須脂肪酸のひとつです。血液をサラサラにし、動脈硬化を予防する働きがあります。

あんこうのおいしい食べ方

あんこうの身のおいしい食べ方

あんこうの身は低カロリーなので、ダイエット中のタンパク源として優秀な食材です。白菜・大根などの旬の野菜と一緒にあんこう鍋にすると、不足しがちな野菜も補うことができます。
トマト水煮缶・玉ねぎ・にんにくなどと煮込んでトマト煮にするのもおすすめです。
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あん肝のおいしい食べ方

鍋もの・水炊き・味噌汁に加えるとコクのある味わいになります。
うれしい効果のある栄養素が豊富ですが、プリン体も多く含まれているので、食べ過ぎに注意しましょう。
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あんこうは、冬から春にかけておいしい時期を迎えます。鍋ものやスープなど、カラダが温まるメニューに活用してみてくださいね。

▼カロリー計算▼
あんこうのカロリー・栄養素はこちら

 

【参考】
(※1)厚生労働省「統合医療」情報発信サイト ビタミンAとは?
〈http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail171.html〉(最終検索日 2016/12/2)
(※2) 厚生労働省「統合医療」情報発信サイト ビタミンD
〈http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/17.html〉(最終検索日 2016/12/2)
女子栄養大学 KNUダイエット 食材辞典 アンコウ
〈http://co-4gun.eiyo.ac.jp/food%20database/2gun/foods-dic-2-ankou.html〉 (最終検索日 2016/12/2)

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