酸化を防止する【ビタミンE】
公開日:2014年08月30日
ビタミンEは、抗酸化作用が特徴の栄養素です。細胞を傷つける活性酸素をとり除くなど、私たちのカラダを健やかに保つために必要な栄養素です。
ビタミンEの働き
抗酸化作用
ビタミンEには強い抗酸化作用があります。体内の脂質(不飽和脂肪酸)の酸化を防ぎ、過酸化脂質が作られることを防ぎます。
ビタミンEの摂取目安量
ビタミンEの目安量は、男性(18~64歳)は6.5mg/日、女性(18~29歳)は5.0mg/日・(30~64歳)は6.0mg/日です。
過剰摂取が続いた場合
食品からの過剰摂取の心配はほとんどありません。サプリメントで大量に補う場合のみ注意が必要です。
不足が続いた場合
健康な人でビタミンEが不足することはほとんどありません。乳児や、脂肪を消化・吸収できない病気がある場合にビタミンE不足による症状が現れる可能性があります。
ビタミンEが多く含まれる食材・食事
ビタミンEが多く含まれる食材は以下の通りです。
アボカド(1個 250g) | 8.3mg |
はまち(生) | 4.6mg |
うなぎの蒲焼 | 4.9mg |
カボチャ | 4.9mg |
赤ピーマン(2個100g) | 4.3mg |
アーモンド(10g8粒) | 2.9mg |
サフラワー油(10g) | 2.7mg |
※特に記載がない場合は、素材100gあたりの含有量となります。
ビタミンE摂取のポイント
ビタミンEは抗酸化作用が強いビタミンです。同じ作用を持っているビタミンA(β-カロテン)・ビタミンCとあわせて「ビタミンエース(ACE)」と呼ばれ、 一緒にとると相乗効果でさらに抗酸化作用が高まると言われています。
【参考・参照】
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)<https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001316585.pdf>(最終閲覧日:2025/5/1)
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)〈https://fooddb.mext.go.jp〉(最終閲覧日2022/5/10)
※本記事は、2014年8月30日に公開された記事を再編集しました。(2025年5月1日)