運動でモヤモヤ気分をリセット!心を元気にする運動習慣

「運動をしたら何だかすっきりした!」と感じたことはありませんか?実は運動には、カラダの健康だけでなく、心の健康にもよい効果が期待されているのです。
何となく気分が晴れないときや、ストレスがたまっていると感じたときは、ぜひカラダを動かしてみましょう!
今回は運動がもたらすうれしい効果と、気軽にはじめられるおすすめの運動を紹介します。

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運動がもたらす心へのよい効果とは?

運動にはカラダだけでなく、心の面にもプラスの影響がたくさんあります。どのような効果か、3つ見てみましょう。

ネガティブ気分を発散!

運動にはリフレッシュ効果やストレス解消効果が期待できます。「なんだかモヤモヤする…」というときこそ、運動がぴったりだといえます。

運動がこのような効果をもたらす仕組みははっきりとわかっていませんが、下記の理由が考えられています。

・筋肉の緊張がほぐれ、カラダがリラックスモードになる
・幸せホルモンといわれる「セロトニン」の分泌が盛んになり、心が落ち着く

これらの効果を期待するなら、無理をせず「気持ちよい」と思える程度の、軽い運動がよいでしょう。

ぐっすり眠ってすっきり気分!

適度な運動をすると、寝つきの改善や中途覚醒の減少など、睡眠の質の改善に役立つことがわかっています。

ぐっすり眠れると、カラダの疲れが取れるだけでなく、モヤモヤとした気分の解消にも役立ちます。

朝すっきり目覚められると、気持ちよく1日をスタートできるでしょう。

体力アップで毎日もっと元気に!

運動を続けると、体力がついて疲れにくくなり、よりアクティブに毎日を過ごせるようになります。

体力がないと、ちょっとしたことで疲れてしまったり、やる気が出なかったりすることも。

しかし体力がつくと、疲れにくくなったり回復が早くなったりと、動くのが楽になってきます。その結果、やりたいことにチャレンジできたり、趣味の時間を楽しめたりと、毎日がより充実していくはずです。

おすすめの運動の種類と時間

理想的な運動時間は、週に60分以上とされています。まとめて運動するのが難しい場合は「15分を週に4回」など、小分けに実施してもOKです。

ただし、理想の時間を達成できなくても大丈夫。大事なのは、今より運動量を増やすことです。例えば、毎日プラス10分の運動を行うだけでも、心身ともによい効果が期待できるとされています。

またメンタルケアには、特に有酸素運動がよいとされています。軽く息がはずむ程度のウォーキングや軽いジョギングなどがよいでしょう。

また運動以外にも、毎日の活動量を増やすことも大切です。徒歩の移動を増やしたり、階段を使うようにしたりするなど、日常の中でカラダを動かすことを意識してみましょう。

 

運動はダイエットや生活習慣病予防以外にも、心のケアにもぜひ取り組みたいものです。「最近ちょっと疲れているかも…」と思った方は、無理のない範囲でできることからはじめてみましょう!

 

【参考・参照】
厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html>(最終閲覧日:2025/4/16)

【執筆者】
管理栄養士。病院、保健センター、保育園で幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在はフリーランス管理栄養士として、ライターやレシピ制作を中心に活動中。あすけんではコラム執筆などを担当している。HP:https://hirotachihiro.com/

広田 千尋

管理栄養士
広田 千尋

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