きゅうり|野菜
「きゅうり」という名前は「黄瓜」が語源になっており、完熟すると30cmほどの大きさになり皮が黄色くなります。普段食べている緑色のきゅうりは、未熟なうちに収穫されたもの。
きゅうりには、表面にイボのあるもの・イボが無くつるりとしているもの・白いもの・直径が10センチにもなる太いものなど、さまざまな品種があります。
一年中出回っていますが、旬は5月〜8月で、夏野菜です。成分の約95%が水分で、ビタミンCやカリウム・β-カロテンを含みます。そこで、きゅうりの栄養とその効果、おいしい食べ方についてご紹介します。
きゅうりの栄養成分と効果
カリウム
カリウムは、ナトリウムとともに細胞内の浸透圧の調整に関わり、生命維持に欠かせないミネラルのひとつです。また、過剰なナトリウムの排出を促し、高血圧やむくみを防いでくれます。
ビタミンC
コラーゲンの生成を助けたり、メラニン色素の過剰生成を抑えたりと、美肌作りに効果的です。ヒトは体内でビタミンCを作ることができないので、食事からとり入れる必要があります。
⇒ビタミンCとセットで摂りたい!体内でコラーゲンを作る方法
β-カロテン(ビタミンA)
皮膚や粘膜を強くするので、乾燥肌や肌荒れを防ぐ効果があります。また、免疫機能や視力を正常に保つために必要不可欠です。
ホスホリパーゼ
きゅうりに含まれる、脂肪分解力が強い新型の酵素です。血液がサラサラになり、体を温める効果もあります。
きゅうりのおいしい食べ方
きゅうりに含まれる酵素アスコルビナーゼには、切ったりすりおろしたりすることで、ビタミンCを壊す性質があります。酢を使うか加熱して、酵素の働きを抑えましょう。
おすすめレシピ
■アカガイときゅうりの緑酢かけ
酢に含まれる酸が酵素の働きを抑えるので、ビタミンCを効率よくとり入れることができます。
■きゅうりの塩炒め
生食することが多いきゅうりですが、炒めると違う食感を楽しめます。
きゅうりは乾燥と低温が苦手なので、冷やしすぎないようにし、新鮮なうちに食べきるようにしましょう。
▼カロリー計算▼
⇒きゅうりのカロリー・栄養素はこちら
【参考】
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)〈https://fooddb.mext.go.jp〉(最終閲覧日2022/7/11)