ダイエッターにおすすめ!食物繊維が豊富なもち麦を食べるメリット3つ
大麦の一種で「もち性」のもち麦。同じ大麦には押し麦があり、押し麦は「うるち性」。今回は、栄養価の高さで押し麦を上回るというもち麦の魅力とダイエットへの活用方法をお伝えします。
もち麦を食べるメリット3つ
1.食物繊維で腹持ち&腸内環境UP!
もち麦には白米のなんと26倍もの食物繊維が含まれています。食物繊維には便のかさを増やして便通を良くしてくれる働きもあるため、ダイエット中はより意識をして摂りたい栄養素。
さらにもち麦には、同じ大麦である押し麦には含まれていない食物繊維の一種、β-グルカンも含まれています。
β-グルカンは「満腹感の持続作用」や「食後血糖値の上昇抑制作用」などダイエット中にも嬉しい効果が期待され、これらの効果は機能性成分としても認められています。(※)
2.タンパク質の摂取量も増やせる!
もち麦は白米と比較をすると1.6倍のタンパク質を含みます。
〈100gあたり〉
・白米 ・・・ 6.1g
・もち麦 ・・・ 9.6g
大麦はそもそも炭水化物を主体として構成されています。そのためタンパク質量としては100gあたり3g程と少なく感じるかもしれませんが、ご飯と同じく主食となるものであるため、毎食の積み重ねで日々のタンパク質摂取量を着実に増やしていくことが可能です。
3.ビタミンB1で糖代謝UP!
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える際にサポートしてくれるビタミン。ダイエット中でも主食は抜きたくない、甘いものがついやめられないという方にはビタミンB1は欠かせない栄養素です。
⇒ダイエットを後押しするビタミンB1を効率的に増やすコツ
もち麦をダイエットにとり入れるコツ2つ
1.白米→もち麦ごはんに変えるだけ!
ダイエット中に「主食の量をカットしましょう!」というのは、ご飯が好きな方にとってはなかなか辛かったりしますよね。
そんな方にこそとり入れていただきたいのが白米にもち麦を混ぜて食べる「もち麦ご飯」。
もち麦の弾力により噛み応えがUPし満足感も得られる他、上記の栄養素がダイエットをサポートしてくれるため無理せずダイエットに繋げていくことができます。
美味しく食べられる割合としては、白米2:もち麦1くらいがおすすめ。もち麦は研ぐ必要はないため、研いだお米にそのまま加えて炊くことができます。その際はもち麦100gに対し200mlの水(もち麦の重量の2倍量)を加えて炊くようにしてください。
2.パスタみたい!?スープやサラダにも使えて満足感UP!
もち麦は茹でても美味しいことをご存知でしたか?沸騰した湯で15~20分程茹でると、つるりと弾力のある食感に茹で上がります。
ミネストローネに入れて腹持ち抜群のスープにしたり、チョップドサラダの具として一緒に混ぜても栄養価と食感をUPさせることができおすすめです。
⇒忙しい朝に!うれしい効果いっぱいの痩せスープ4選
無理無くダイエットをしたいという方にはぴったりのもち麦。
美味しく食べながら、スッキリボディをゲットしていきましょう!
【参考・参照】
(※)公益財団法人日本健康・栄養食品協会「平成24年度食品の機能性評価事業」
〈http://www.jhnfa.org/topic146-1.pdf〉
海外の菜食者(ベジタリアン)に興味を持ちベジタリアニズム発祥の地ともいわれるイギリスへ留学。
国内外で得た菜食に関する知識やスキルを活かしながら「食を通して心もカラダも健康に」をモットーに
料理教室の主宰、商品開発、コラム執筆などを行う。
MY Nutrient

栄養士・フードスペシャリスト
安川 舞由子