牡蠣|魚介類

冬が旬の牡蠣は、「海のミルク」といわれるほど、良質なたんぱく質・ビタミン・ミネラルがたっぷり含まれ、栄養が豊富なことで有名です。世界に200種類ほどいるとされ、日本で食用として流通しているものは養殖のマガキがほとんどです。牡蠣に含まれる栄養素について解説します。
牡蠣2

栄養成分と効果

カルシウム

カルシウムは、健康な骨や歯を保つのに欠かせないミネラルです。骨粗鬆症を防ぐためにも、日ごろからカルシウムが多い食品を積極的にとりましょう。

は、貧血防止に欠かせない栄養素です。ビタミンCと組み合わせると吸収率がよくなります。レモンやすだちとあわせて食べるのもおすすめです。

亜鉛

牡蠣には、亜鉛が豊富に含まれています。亜鉛は味覚を正常に保ち、皮膚や粘膜の健康維持にも大切な栄養素です。エネルギー代謝にも関わります。

ビタミンB12

ビタミンB12には造血作用があり、たんぱく質やDNAの合成、脂肪の代謝などの働きがあります。

グリコーゲン

主に肝臓や筋肉に存在している糖質で、エネルギーとしてすぐに使われます。

タウリン

魚介類に多く含まれています。人間のカラダの中では、主に筋肉に存在しており、筋肉の働きを維持するために大切な成分です。

牡蠣のおいしい食べ方

牡蠣を洗う場合は、片栗粉をかけて軽くもんだあと、やさしく水洗いすると牡蠣のひだの汚れがキレイに落ちます。下ごしらえのあと、バター醤油で炒めたり、鍋の具材にしたり、グラタンにしたりと和洋中の種類を問わず、おいしく食べられます。

低脂質でたくさんの栄養成分が含まれている牡蠣。生食用・加熱用がありますので、処理・調理には気をつけてくださいね。

 

本記事は、2014年9月に公開した記事を再編集したものです。(2024年12月10日)

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