長芋・山芋|いも類

長芋・山芋はヤマノイモ科に属する芋類で、一般的に「ヤマイモ」と呼ばれています。ヤマノイモ科には多くの種類がありますが、細長い形をした長芋、扁平な形のイチョウ芋、塊形のツクネ芋などがあり、味わいや粘り気に違いがあります。長芋・山芋の栄養成分とおいしい食べ方をご紹介します。
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長芋・山芋の栄養成分と効果

アミラーゼ

芋類の中では珍しく生食できる長芋・山芋は、アミラーゼを多く含むためデンプンの消化を助けます。
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カリウム

カリウムは、体内の浸透圧の調節や水分の保持、筋収縮やホルモンの分泌などに関わっています。細胞内液と外液のバランスが適正な濃度になるように水分バランスを調整して働くことでむくみを予防します。

マグネシウム

マグネシウムは細胞内にあり、さまざまな生理作用に関わっています。体内のマグネシウムの約2/3は骨にあり、カルシウムとともに骨の構成成分になっています。

ビオチン

ビタミンの一種で、糖質・脂質の代謝にかかわっています。皮膚や粘膜の健康を守る働きがあり、成人では1日に50μgの摂取が目安となっています。(※1)

食物繊維

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維とに分けられ、腸の中で大切な働きを果たします。腸内環境を整えたり、便秘の予防・改善、血糖値の急上昇の予防、食べ過ぎの防止などの働きを持つため、ダイエット時にも頼れる栄養素です。
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長芋・山芋のおいしい食べ方

長芋は水分が多く、粘り気は少なめで味わいは淡白。山芋は粘りが強く甘みがあり、すりおろしてとろろにして食べることが多いです。他にもこんな食べ方をすると美味しくいただけます。

■わさび海苔和え
長芋を皮をむき、千切りまたは短冊切りにしてわさび、醤油、海苔と和えます。シャキシャキとした食感が美味しい副菜になります。

■味噌焼き
輪切りにし、フライパンに油を引いて軽く焼きます。そこに味噌・みりん・酒・醤油を混ぜたたれを長芋の両面に絡め、焼き上げます。

■おやき
山芋をすりおろし、かつお節・桜えび・片栗粉・青のりを入れて、スプーンで適量を熱したフライパンに落として焼きます。お好みでポンや醤油をつけていただきます。加熱するとふわふわになるので、普段と異なる食感を楽しめますよ。

 

消化も良く栄養豊富な長芋・山芋は11月〜2月にかけてが旬。食べ方も焼く、炒める、すりおろす、などアレンジが効くので、ぜひ試してみてくださいね。

▼カロリー計算▼
長芋のカロリー・栄養素はこちら

 

【参考・参照】
(※1)厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)〈https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html〉(最終閲覧日:2020/5/15)
文部科学省 食品成分データベース〈https://fooddb.mext.go.jp〉 (最終閲覧日2018/3/6)

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