パセリ|野菜

パセリには強力な殺菌作用があり、食中毒予防に効果的です。また、パセリの葉緑素(クロロフィル)には強力な消臭効果、芳香成分(アピオール)には口臭を抑える効果があり、においが強い食事の後の口直しにもおすすめ。 飾り野菜として使われることが多いパセリですが、実はビタミン・ミネラル類も豊富です。料理に添えられていたら、よけずに食べるべき野菜です。

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パセリの栄養成分と効果

ビタミンA(β-カロテン)

ビタミンAは、目の網膜で光を吸収する「ロドプシン」というタンパク質の合成に欠かせない成分です。また、視覚や目の健康の維持を助ける働きがあります。また、皮膚や粘膜の表面にある細胞の代謝を活発にし、その機能を維持するのに不可欠です。
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ビタミンB1

糖質を代謝しエネルギーに変えるのをサポートします。糖質は脳のエネルギー源ですが、ビタミンB1が不足すると脳に十分なエネルギーを供給できず、集中力の低下やイライラを招くことがあります。

ビタミンB2

脂質を代謝しエネルギーに変えるのをサポートします。また、肌・の細胞の再生粘膜の保護にかかわる栄養素です。不足すると肌荒れ・髪のトラブル・目の充血・舌炎・口内炎を起こしやすくなります。

ビタミンC

皮膚や血管の健康を維持し、免疫力を高める抗酸化作用があります。体内でのコラーゲン生成をサポートして肌にハリを持たせる作用もあり、美肌作りに欠かせません。また、鉄分の吸収を助ける作用もあります。
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鉄分

赤血球のヘモグロビンの構成成分となり、肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運びます。酸素が不足するとさまざまな代謝に支障をきたし、疲れやすくなって免疫力も低下します。

カルシウム

骨や歯の主要な構成成分であるほか、筋肉の収縮にも関わっています。神経の伝達を正常に保ち、脳神経の興奮を和らげる効果があります。吸収率が低い栄養素のひとつなので、積極的に摂る必要があります。

パセリのおいしい食べ方

おすすめレシピ

コンソメスープ
ビタミンA・CEを含む野菜を組み合わせると抗酸化作用がアップします。

鮭ときのこのワイン蒸し
に豊富に含まれるビタミンDが、カルシウムの吸収を助けてくれます。

 

飾り以外にも、利用法はたくさん。普段の料理にプラスすれば、豊富な栄養素をたっぷり摂ることができますよ。

▼カロリー計算▼
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【参考】
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)〈https://fooddb.mext.go.jp〉(最終閲覧日2022/7/11)

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