セロリ|野菜

セロリの独特な匂いが苦手な方も多いのではないでしょうか。けれど、おいしいスープストックを作るには欠かせない食材です。セロリは、栄養価が高いだけでなく、熱を下げる作用や胃腸の疲れを緩和する作用など、薬草としての効能も高い野菜。そこで、セロリの栄養や普段の食生活にとり入れるコツについてご紹介します。

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セロリの栄養成分と効果

カリウム

カリウムは体内の水分バランスを整えたり、余分なナトリウムを排泄したりする働きがあります。むくみや高血圧の予防に効果的な栄養素です。

β‐カロテン(ビタミンA)

体内に入ると、必要に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAは粘膜や皮膚の健康維持を助けて、肌トラブルの改善に効果的な成分です。ビタミンA・CEは一緒にとり入れることで、抗酸化力が高まり、美容や健康ををサポートしてくれます。

ビタミンB群

食事でとりいれた糖質・タンパク質脂質をエネルギーに変える働きを助けます。

ビタミンC

ビタミンCはシミやしわの原因となるメラニンの発生を抑制し、肌を構成するコラーゲンの生成を助けます。肌トラブルが気になる季節には積極的にとり入れたい栄養素です。

ビタミンE

ビタミンEは抗酸化作用が高く、カラダに発生する余分な活性酸素を抑える働きがあります。また、血管を拡張して血液の流れを改善する作用があり、カラダのめぐりを良好にします

アピイン

セロリの独特の香りはポリフェノールの一種に分類されているアピインと呼ばれる成分です。アピインは自律神経に働きかけて、ココロを落ち着ける作用があります。神経が高ぶって眠れない日が続いたら、セロリのスープやジュースを選んでみましょう。
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セネリン

セロリには多くの香り成分が含まれ、セネリンもそのひとつです。セネリンは食欲を抑えたり、頭痛を緩和したりする作用があります。

ピラジン

セロリの葉に含まれる香味成分ピラジンには、血流を改善する作用があります。血液の流れがスムーズになることで、新陳代謝がよくなり、冷え症や肌トラブル・便秘むくみなどの改善につながります。
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セロリのおいしい食べ方

セロリはスープや煮込み料理、サラダなどいろいろな料理に活用できます。
セロリを保存するときは、葉と茎を切り離して、乾燥させないようにラップでくるんだり、ポリ袋に入れたりしましょう

おすすめレシピ

ささみとセロリのスープ
鶏ささみは脂肪分が少なく、高タンパク質のため、美活にピッタリの食材。火を通しすぎるとパサついてしまうので、短時間で加熱調理するようにしましょう。セロリの香り成分はお肉との相性がよく、スープの味にコクが増します。

サーモンとそら豆の白ワイン蒸し
サーモンにはアスタキンサンチンとよばれるポリフェノールが含まれ、高い抗酸化作用があります。特に肌に発生する活性酸素の抑制に優れていて、肌トラブルの改善に効果的です。

 

スープの出し汁に欠かせないセロリをスープやサラダ・煮込み料理に活用してみてくださいね。独特の香り成分は調理の仕方によって、肉や魚と調和して美味しくいただけるはず。セロリの効能を活かして、内側からの美活に取り組んでみましょう。
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【参考文献】
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)〈https://fooddb.mext.go.jp〉(最終閲覧日2022/7/11)

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