たけのこ|野菜

コリコリした食感と独特の香りを持つ新緑の風物詩「たけのこ」。昔から多くの人々に親しまれてきた春を感じる食材のひとつです。土の中が暖かくなると次々と地上に顔を出し、春から初夏にかけて旬となります。

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たけのこの種類と特徴

孟宗竹(もうそうちく)

中国が原産で、大型で皮に茶色の産毛が生えているのが特徴です。一般的にたけのこと言うと孟宗竹を示し、太くて柔らかくえぐみが少ない上品な味わいがあります。2月下旬の九州に始まり、5月上旬にかけて出回ります。


真竹(まだけ)

日本に古くからある品種で、旬は5~6月。皮には産毛が無く細くて黒い斑点があります。肉質は硬めで、あくや苦味が強いのが特徴。

■淡竹(はちく)

皮は赤紫色、茎は淡い緑色で白い粉をふき、旬は4月~5月。肉質が薄くえぐみが少ないので採れたてのものは生でも美味しいと言われています。

たけのこの栄養成分と効果

低カロリーでタンパク質や食物繊維は豊富に含まれているので、ダイエッターにもうれしい食材。ただ、あくの強いものは食べ過ぎると肌トラブルなどの原因になることもあるので気を付けましょう。

食物繊維

便秘予防、血糖値の急激な上昇を抑える、善玉菌を増やして腸内環境を整えるなどのはたらきがあります。さらに胃や腸の中で水分を吸収して膨らむので、満腹感を感じやすく食べ過ぎ防止にも。

カリウム

余分な塩分を体外に排出するので、むくみの解消、高血圧予防にはたらきます。


他にもビタミンB1B2CEなど、美容に良い栄養成分も含まれています。

たけのこのおいしい食べ方

お刺身

採れたてであくの少ない状態のものを食べましょう。

天ぷら

穂先の柔らかい部分を天ぷらにして頂くことで、香りや甘味を楽しみましょう。

昆布じめ(レシピ)

1.新鮮なものをあく抜きし、薄切りにする
2.昆布(片面)に酢を塗る(2枚)
3.酢を塗った面を内側にして昆布を挟みラップで包む
4.重しをして冷蔵庫で24時間以上寝かせて出来上がり

昆布とたけのこに含まれる旨味成分が、おいしさを引き立てます。

煮物・炒め物・炊き込みご飯など調理法を選ばず、毎日のおかずとしておいしく食べられているたけのこ。旬ではない季節も瓶詰め・缶詰等の保存食としていただくことができます。

 

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